第1回 インタビュー  岩﨑 剛(いわさき たけし)さん

選手の方々にご協力を得て、インタビュー形式でこれから掲載していきます。
第1回目は、10月に開催されます。全国障害者スポーツ大会の参加選手である
岩﨑 剛(いわさき たけし)さんにインタビューさせていただきました。

iwasaki
第6回大阪府障害者スポーツ大会で撮影 2006.5.21(万博記念競技場)

Q1 競技は何をやっていますか。

陸上競技をやっています。
高校時代に教諭から誘いを受けて、バスケットボールをはじめました。これが私のスポーツとの出会いです。スポーツを続けている中で、仲間との交流を通じて23歳のときに陸上競技と出会いました。これが、陸上競技をするスタートとなりました。もう、約20年前のことですね(笑)。10月に開催される全国障害者スポーツ大会(のじぎく兵庫大会)では、陸上競技(スラローム1と100メートル)で出場します。

Q2 練習はいつもどのようにされていますか。

豊中市立体育館のトレーニングルームを使用して、主にウエイトトレーニングを行っています。陸上競技(スラロームなど)の練習がしたいのですが、そのような環境が近隣にないので練習場所に苦労しています。このため、神埼川の河川敷でのトレーニングや日常生活の移動時に自動車等を使用せずに車いすで移動するよう心がけています。これが、結構トレーニングになりますよ。 他に、ファインプラザ大阪(堺市)での月1回の練習会に参加しています。

Q3 スポーツをはじめてよかったこと

スポーツをはじめる前は、考えなかったことですが、健康管理に気を使うようになりました。また、スポーツを通じて、自分なりの目標をたててそれに向かって毎日の生活を送るようになりました。 私の場合は、スポーツがきっかけで社会参加することもできましたし、競技を重ねてきて、たくさんの仲間とも知り合うことができました。スポーツをはじめて、パラリンピックの選手として出場し、国内だけでなく世界各国の方々とも交流できましたし、世界の中での日本の状況も知ることができました。

Q4 これからの夢(希望)

私の住む地域では、まだ障害者スポーツに関する取り組みが残念ながら活発ではありません。このことから、地域でのスポーツのイベントやレクリェーションなど、障害者に限らずあらゆる人が参加できるものが開催できたらいいなといつも考えています。そのためには、市や地域はもとより、障害当事者をはじめとした個人が積極的にスポーツに対して取り組んでいこうという姿勢がまず必要だと思います。

Q5 大阪府障がい者スポーツ協会に望むこと

障害者のスポーツの企画や選手等の派遣業務が主な仕事になっているように見受けられますが、もっと選手同士の交流を図るための企画もやってほしいですね。私も、選手をはじめ多くの人々との交流を通して陸上競技と出会いましたので。

Q6 スポーツを初めてする人へのアドバイス

どのようなことに取り組むにしても、継続することが大切です。
スポーツにおいては、継続していくための目標をたてて、少しずつでも目標が達成できれば、自分への自信につながっていくものと思います。その自信があらゆる場面においてプラス思考に考えていくようになっていくものと思います。

Q7 第6回全国障害者スポーツ大会(のじぎく兵庫大会)に向けての抱負を!

「チーム大阪府」の気持ちを持って選手が一丸となって競技に取り組むことが大切だと思っています。チームの団結があらゆる面で良い結果をもたらすものと確信しております。

岩﨑さん、ご協力ありがとうございました。

-次回は、10月に掲載予定です。お楽しみに!-