第19回 インタビュー 藤田 真理子(ふじた まりこ)さん と 生長 奈緒美(いきなが なおみ)さん
指導者・選手の方々にご協力を得て、インタビュー形式で掲載していきます。
第19回目は平成20年9月に開催された北京パラリンピックにおいて陸上競技に出場された藤田 真理子さんと水泳競技に出場された生長 奈緒美さんのお二人にインタビューさせていただきました。
【向かって右側が藤田(ふじた)選手で、左側が生長(いきなが)選手です。】
まずは、藤田 真理子さんにインタビューさせていただきました。
Q1. スポーツ(各競技)をはじめられたきっかけは?
ファインプラザ大阪の指導員に誘われました。
Q2. 練習方法・練習場所はどのように行っていますか。
主にファインプラザ大阪のグランドで練習しています。
ウエイトトレーニングは長居障害者スポーツセンターで練習しています。
Q3. スポーツをはじめて良かったことは何ですか。
スポーツを始めたことで人との交流が増えました。
Q4. 北京パラリンピックや全国障害者スポーツ大会に出場した際の印象や思い出は?
北京パラリンピックは10万人の大観衆の中で試合をすることが出来て非常に感動をしました。
Q5. 大阪府障がい者スポーツ振興協会に望まれることはありますか。
全国障害者スポーツ大会の派遣している団体というイメージが強いので、もう少し障がい者スポーツの交流の場を提供して頂きたい。
Q6. これから障がい者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。
個人での目標を持つことで、そのスポーツが楽しくなってくると思います。
Q7. これからの将来的な目標は。
次の世界選手権出場することです。
つぎに生長 奈緒美さんにインタビューさせていただきました。
Q1. スポーツ(各競技)をはじめられたきっかけは?
体を動かしたいと思い、貝塚市の視覚障害者協会のクラブでサウンドテーブルテニスをやっていました。府のスポーツ大会の申し込みに行って他にも陸上・フライングディスク・水泳の種目があることを知り、「水泳に出よう!」と思い申し込んだことが水泳を始めたきっかけです。
Q2. 練習方法・練習場所はどのように行っていますか。
主に舞洲障害者スポーツセンター・尼崎スポーツの森で週4~5日ほど仲間と一緒に練習しています。
Q3. スポーツをはじめて良かったことは何ですか。
スポーツを通じて沢山の方々と出会えたことです。
あと体調管理やメンタル面を含めて自分自身を知ること、見つめる機会が増えたことです。
Q4. 北京パラリンピックや全国障害者スポーツ大会に出場した際の印象や思い出は?
北京ではとにかくものすごい歓声の中で競技したことが一番印象に残っています。世界中の選手・コーチが4年に1度のこの大会にかけているという気迫と重さを肌で感じました。経験すること全てが新鮮で、初めて自分と真剣に向き合った3週間でした。
全国障害者スポーツ大会では、身体・知的障がい者が協力し合いながら行動・練習し、それぞれの競技をチーム一丸となって応援することが素晴らしいです。お互いの障がいを知り交流するいい機会でもあると思います。
いつも自己ベスト更新、大会記録更新を目標にしています。
Q5. 大阪府障がい者スポーツ振興協会に望まれることはありますか。
障がい者でも気軽に楽しめるスポーツは沢山あるということをもっと幅広く伝えていって欲しいです。地域大会の周知と、より一層の充実をお願いします。
Q6. これから障がい者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。
まずは積極的に何にでも挑戦。気軽に楽しくやりましょう。
Q7. これからの将来的な目標は。
ふとしたきっかけで水泳を始め自分の可能性と出会いました。技術面、精神面をもっと鍛え自分の限界にチャレンジしたいです。
以上、藤田さん・生長さんの北京オリンピックで活躍されたお二人のインタビューでした。
藤田さん・生長さん、ご協力ありがとうございました。
-次回も、お楽しみに!-