第18回 インタビュー  白井 七奈(しらい なな)さん

指導者の方々にご協力を得て、インタビュー形式で掲載していきます。
第18回目は中級障害者スポーツ指導員であります白井 七奈(しらい なな)さんにインタビューさせていただきました。
白井さんには、昨年10月に開催されました第7回全国障害者スポーツ大会の大阪府選手団役員としても参加して頂きました。。

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(白井 七奈さん)

Q1 障がい者スポーツ指導員をはじめられたきっかけは?

大学時代、障がい者スポーツの授業に参加し、初めて障がい者スポーツに出会いました。その後、ファインプラザ大阪で働かせていただいたことがきっかけで、サウンドテーブルテニス(視覚障がい者対象の卓球)や水泳などの様々なスポーツを指導することになりました。

Q2 指導方針はどのように行っていますか。

競技として障がい者スポーツに取り組む方の健康づくり、また何かのきっかけづくりなど、個々によって指導方法は違います。その一人ひとりにあった目標を設定し、それに向かって取り組んでいくようにしています。例えば、友達づくりをきっかけにスポーツを始める場合、親子だけでなく、参加者同士、並びに保護者同士の交流も深めた教室づくりを行います。

Q3 指導員をはじめてよかったことは何ですか。

「楽しかった」「スポーツが好きになった」などの感想や「もっと上手くなるためにはどうしたらいいの?」という相談をいただくなど、参加者が意欲的にスポーツを楽しんで取り組んでいる姿がうれしいです。

Q4 大阪府障がい者スポーツ振興協会に望まれることはありますか。

今年、北京パラリンピックが行われますが、視覚障がい者のスポーツをはじめ、障がい者スポーツを目にする機会が多くありません。参加者としてはもちろん、指導員やボランティアとしてでも、たくさんの人が障がい者スポーツに接することを期待しています。指導員やボランティアを含め、多くの人たちに、いろいろな場面で実際どのように行っているのかを見ていただくことも、障がい者スポーツをより一層理解していただけるのではないでしょうか。

Q5 これから障がい者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。

初めてスポーツをはじめる人にとっては、「スポーツ」=「難しい」・「苦手」と言うイメージを持つ人もいると思います。まずは、「スポーツ」=「からだを動かす」「楽しむ」と考え、身近な小さな目標を持ち、自分のペースで行うこと。

それが継続につながり、大きな目標へとつながっていけるはずです。

Q6 これからの将来的な目標は?

からだを動かして、楽しんだり、喜んだり、交流を深めたり、スポーツを通じて元気になる人が一人でも増えるように、またその機会が少しでも増えるお手伝いをしていきたいと思います。

白井 七奈さん、ご協力ありがとうございました。

-次回も、お楽しみに!-