第9回 インタビュー 柴本 衛(しばもと まもる)さん
選手の方々にご協力を得て、インタビュー形式で掲載しています。
第9回目は、第7回全国障害者スポーツ大会において、参加予定選手であります、柴本 衛(しばもと まもる)さんにインタビューをさせていただきました。
Q1 競技は何をやっていますか。またスポーツをはじめられたきっかけは?
現在は卓球競技をやっています。
きっかけは中学生の時、同級生が入部したのがきっかけでした。
卓球部の先生も一年目で、ちょうど卓球部創立の1期生となりました。
中学、高校生時の成績は、健常者と一緒にやっていたので、フットワークの差でしんどいところはありましたが、卓球をやっていて楽しかったです。
Q2 練習はいつもどのように行っていますか。
練習場所はファインプラザ大阪、稲スポーツセンターと大阪市長居障害者スポーツセンターで練習をしています。
ただ、障害者の中で練習しているので、一定のレベルまでは技術の向上はできるのですが、それ以上の向上については難しいと感じており、水曜日は地元のクラブ、木曜日は、京都の長岡京市へ出向き、9月に教育実習を行うこともあり土日は母校の中学校に行って練習しています。
そのため健常者と一緒に練習することもあります。
Q3 スポーツをはじめてよかったことは何ですか。
自分の居場所が確保できたこと、自分の居場所を見つけることができた。また、自分のことを認めてもらえたことです。
多くの人に出会い、これからも出会えると思います。人と人の繋がりが増えたことです。
Q4 第7回大阪府障害者スポーツ大会に向けての抱負を。
まず、全国障害者スポーツ大会に出場できるようにアピールしたいです。また、代表選手に選考されたら、全国大会でもう一度、優勝出来るように頑張りたいです。2004年の埼玉での全国障害者スポーツ大会で優勝できたので、その喜びをもう一度、味わいたいです。
Q5 振興協会に望まれることはありますか。
障害者スポーツにおいて、府内における地域格差が有ると感じているので少しずつでも是正して欲しい。また、昨年に初級障害者スポーツ指導員養成の講座を受講し、資格を取得することができたので、振興協会が開催している地域大会において声を掛けていただき、指導員として参加させて欲しいです。
Q6 これから障害者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。
まず、障害者スポーツに対して、かたいことは考えずに障害者スポーツを楽しんで欲しいです。そこで、自分の中でどんなスポーツが合うのかを見つければ良いと思います。
自分自身で障害者スポーツなんて出来ないという先入観があるかもしれませんし、その親御さんも、そういった先入観を捨てて、まずスポーツを楽しんで欲しいです。
スポーツを楽しんでいく上で、生涯を通じて関わるスポーツとの出会いや、アスリートへの道を進む事ができたら良いと思います。
まずは、スポーツを楽しんでもらえたらと思います。
Q7 これからの将来的な目標は?
スポーツを通して、選手と指導者とのパイプ役を出来たらと思います。
自分自身スポーツを通して、色々な経験をすることが出来ましたし、人との繋がりの大切さを感じることができましたので、次の世代に伝える役目もあると感じています。
現在は、社会福祉について勉強しながら教員資格の取得を目指し、色々な支援ができる人になりたいと思います。
柴本 衛様、ご協力ありがとうございました。
-次回は、6月に掲載予定です。お楽しみに!-