□ 基本方針
大阪府障がい者スポーツ協会は、平成9年に開催された「ふれ愛ぴっく大阪」の理念と成果を受け継ぎ、障がい者のスポーツ活動の普及振興と充実に努めてまいりました。
今年2025年には大阪・関西万博が開催され、「いのち輝く未来社会のデザイン」をスローガンとして、世界各国が協力して「いのち輝く未来社会」を創造し、社会課題の解決に貢献することが目的とされています。開催地である大阪では、インクルーシブな社会を実現するため、パラスポーツを通じた様々なイベントが実施されています。また、東京で「デフリンピック2025」が開催されることも決まっており、さらに、パラスポーツを盛り上げていく絶好の機会であると認識しています。
ついては、パラスポーツの競技力向上と普及振興との「好循環」を推進する体制強化のため、「する」・「見る」・「ささえる」という観点から、競技団体や企業等との連携を図りながら、パラスポーツの様々な形でのイベント展開と広報活動の充実に取り組みます。併せて、パラスポーツを「知る」ことから理解促進に繋げ、府や市町村等、多くの関係者・関係団体との連携に基づく効果的・持続的な仕組みづくりを進めることにより、障がい者がスポーツの楽しさを感じ、障がい者自身がスポーツ活動に参加できる事業の推進を図ります。
- 【パラスポーツ の普及啓発】
- 〇パラスポーツをより一層、普及啓発していくために、各種のメディア戦略や関係機関との連携を進めることにより、障がいの有無・性別・年齢に関わらず、スポーツを始めるきっかけづくりやスポーツを通じての仲間づくりの場を提供します。
- 【身近な地域におけるパラスポーツの推進】
- 〇身近な地域で自主的・積極的・継続的にスポーツに参加できる社会を実現するため、障がい者スポーツ大会等を充実、支援することにより、これまでスポーツに親しむ機会の少なかった障がい者が、スポーツの持つ魅力を体験する機会づくりを進めます。
- 【パラスポーツの競技力の向上】
- 〇競技スポーツに励む選手の目標となるような大会の実現や練習会の開催等、継続的なスポーツ活動を支援し、各種競技の競技力向上をめざした取組みを進めます。
□ 事業実施計画
1.パラスポーツを普及啓発していくための取組みや連携
(1)競技団体との連携
(2)教育委員会・学校との連携
(3)関係団体との連携
(4)企業との連携
※「U-SPORT PROJECTコンソーシアム」 加盟(2025年1月)
(5)障がい者スポーツセンターとの連携
2.身近な地域におけるパラスポーツの推進・裾野拡大
身近な地域において、スポーツ活動を浸透・発展させていくため、地域におけるパラスポーツのリーダーを養成するとともに、平成24年度から実施している「パラスポーツ指導員等派遣システム」を活用し、市町村等におけるスポーツ教室等に対する支援や、総合型地域スポーツクラブにおける障がい者の参加促進など、パラスポーツ振興の環境づくりを進め、これまでスポーツに親しむ機会の少なかった障がい者が、スポーツの持つ魅力を体験する機会づくりを進めます。
(1)地域におけるパラスポーツ教室等の開催支援
(2)パラスポーツ指導員の活動の推進
(3)パラスポーツ教室の開催
(4)「大阪府パラスポーツ指導員等現任者研修会」の開催
(5)パラスポーツの情報収集・提供
(6)「中級パラスポーツ指導員養成講習会」の開催
3.パラスポーツの競技力の向上
(1)「大阪府障がい者スポーツ大会」の開催
競技種目 | 開催日 | 会場 |
陸上競技 | 5月11日(日) | 万博記念競技場 |
水泳 | 5月17日(土) | ファインプラザ大阪 |
アーチェリー | 5月18日(日) | 浜寺公園アーチェリー場 |
ボッチャ | 5月18日(日) | ファインプラザ大阪 |
ボウリング | 5月24日(土) | マグスミノエ(住之江) |
フライングディスク | 5月25日(日) | ファインプラザ大阪 |
卓球(サウンドテーブルテニス含む) | 5月31日(土) | 東和薬品RACTABドーム |
(2)「全国障害者スポーツ大会団体競技近畿ブロック予選会 」 大阪府代表選考会の開催
(3)「全国障害者スポーツ大会」への大阪府選手団の選考・派遣
滋賀県で開催される『第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ2025」』に出場する大阪府選手団の派遣を行います。
- (開催期間)
- 10月25日(土)~27日(月)
(4)「全国障害者スポーツ大会」代表選手・チーム強化練習会の開催
(5)「全国障害者スポーツ大会近畿ブロック大会 」大阪府代表チーム強化練習会の開催
(6)「視覚障がい者のマラソン大会」の開催
(7)パラスポーツにおける団体競技の強化
4.組織の基盤強化
本会の組織基盤の強化を図るため、現会員に活動の情報提供を行うことや、広く本会事業について賛同をいただく、会員・賛助会員の加入を推進します。